お米に虫がついた時は・・どうしたらいいの?お米農家がお答えします。

夏場にお問い合わせいただくことがあります。
「お米に虫がいっぱい (>_<)どうしたらいい?」
気持ち悪くて捨てたいけど、捨てるのは気が引けるしもったいない。
でも、そのままにしておくわけにもいかず…
わかります。その気持ち。
でも、食べられなくなるわけではないんです。

❶まず家の外で軒下の風通しのよいところに大きいシートをひいて下さい。
できるだけ大きな面積にひろげたいので、大判のレジャーシートとか大きな布でもいいです。
(お米の量にもよりますが、なければ新聞でもいいです)
❷その上に虫がいる(と思われる)お米を広げます。
(天日干しのようなイメージです)
▼そして、少し時間を見て中を数回かき混ぜてください。
注意※数分なら日向でもいいですが、長時間だとお米が乾きすぎて割れてしまいますので、日陰でしっかり風を通す方がいいです。
❸➡この時に目視できる虫は箸でもいいからつまみ出して取り除く。
お米につく虫は、お米の袋なんか簡単に穴を開けていつの間にか入ってきます。
しかもその穴はとっても小さくて、目視では気づかないのです。
幼虫は白くってちょっと見つけづらいですが、成虫は蛾みたいに羽根がついています。
気持ち悪いから画像を載せるのはやめておきます。
※成虫も幼虫も光と風に弱いです。彼らは明るく爽やかなところが苦手なのです。
干している間にかくれていた虫が弱って出てきますので、見つけたら取り除いてください。
❹できれば、途中で数回、広げたお米を混ぜて全体がまんべんなく干せるようにしましょう。
(3時間ほど干して、風を通せば虫が弱ってつまみ出せるので、かなりきれいになります。)
❺あとは清潔な袋または容器に入れて冷蔵庫で保存します。
ここで要注意☞1.お米を入れる容器や袋はきれいに洗って乾いたものか、新しいものに変えてください。
もう一つ要注意☞干し終わったお米を戻すときは、一度ザルにでこして入れてください。
下の方に卵が残っていることがあります。
※虫がいなくても卵がのこっていることがあります。卵が残っていたら、卵が成長して虫が成長して繁殖してしまいます。
(市販のお米用虫よけも効果あります)
❻食べる前にお米を研ぐときは、いつもより回数多く丁寧にあらいましょう。
あとは、気持ちの問題です。
でも、虫がいたというだけで何となく食味が落ちてしまうので、そんなときは、もち米をいれて炊くとか、
★裏技ですが本みりんを大さじ1‐2杯いれて炊くとふっくらと炊き上がり旨みがましますので、お試しください。
余談ですが、夏場は麺類を食べることが増えますが、輸入小麦などは大量の薬剤が使用されていますので、注意が必要です。
この話はまたの機会に、脱線しそうなので戻します。
国産米でも、市販のお米には大量の防虫薬がかけられていることが多いので、害虫はつきにくいのです。
大手のスーパーやドラックストアなどで大量に安く売られているものは特に気をつけてくださいね。
ブレンドのお米は何が混ざっているのか、残念ながらいつのお米かも正直わからないのです。
JA(農協)さんで買われる方もいるかもしれませんが、これも実はあんまりおすすめしたくありません。
なぜかというと、いろんな農家さんのお米が混じっているからです。
(残念ながら、農家だからわかることなのですが…
中には、きちんと栽培されている方もいますが、そうでない方のお米もどのようにブレンドされているかわからないからです。
農薬がたくさんだったり、雑な栽培のお米がミックスされていることが多いことが考えられます。)
★丁寧に米作りをしている農家の産直米はそんな薬をかけていないので、害虫が出るリスクがあるのかもしれません。
岡元農場では基本的にすべてのお米の栽培で、期間中の農薬は必要最小限にとどめています。
お客様に直売分のお米は特にこだわっていて、化学肥料不使用や農薬を減らして栽培していますので、
それだけ安全なお米だという事なんですけどね。
どうしても「昼間外に広げる時間がない」とか「場所がない」とか言われる方は、コイン精米機にもっていって軽く精米機にかけて下さい。
(これは最後の手段です。あまりおすすめしたくありません。なぜなら他にコイン精米機を使った方が、どんなお米を精米したのかわからないからです。)
玄米より精米してからの方が虫が付きやすいので大量に精米のストックはせずに、夏場は1週間以内に食べきれる分のストックをおすすめします。お米は生鮮食品です。
6月ごろ、まだそんなに気温は上がっていなくても湿度があがってきます。お米は15度ぐらいが最適温度だといわれますが、20度以上になると危険です。
心地よい季節になるころから、小分けして、すぐに食べない分は冷蔵庫に入れるか、早めに害虫対策しておきましょう。
備えあれば憂いなしです!
私どものお米は、年間を通してお米専用の冷蔵庫15℃程度で玄米保存しています。
ですから、一年を通して新鮮なお米をお客様に直接お届けすることができます。
そのうえ、なんと
精米はサービスとしてご注文をお受けしてから、農場主が自ら目利きしてお届け(お渡し)しています。
できる限り、安全でおいしいお米を食べていただきたく、夏場は毎日とくにこまめに精米機を清掃してから精米しているんです。
ですから、スーパーで売られているお米とは、全然違います!!
100%混じりっけなしの岡元農場のお米、皆さまに自信をもっておすすめできるよう全力で努めております。
▼そんな岡元農場のお米の購入はこちらからどうぞ
岡元農場では無農薬唐辛子を栽培して、お米をお買い上げのお客様にはサービスでお付けすることもあります(なくなり次第終了)
2021.6月現在は、防虫剤もお買い求めいただけるようになりました!
↑「米びつくん」40キロ分のお米の保存に使えます。なんと1年も持つという優れもの。¥550-税込
とにかく安心して美味しいごはんを食べていただきたいという理由でおすすめするだけです。
お米をお買い求めのついでに宜しければどうぞ。
追記2020.810
そろそろ新米の準備に取り掛かる時期になりましたが、新米になったから大丈夫ということもありません。
どこかに卵が付着していたりすることもあります。
キッチンはどうしても、湿度が高い場所ですからね。
毎日美味しく笑顔でご飯を食べていただきたい、お米農家おかもとからのお願いです。
追記2020.10.15
それで、お米農家の直送米をまだ食べたことのない方。
おいしくて安全なお米を安心して食べたい方。
お米大好きな方。
離れて暮らす大切なご家族においしいお米を送りたい方。
▶R4年産 新米発売中です!こちらから
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございます。
感謝ですm(__)m

江戸時代から続く米農家で、現在は岡元豊が代表を務めています。
家族経営から平成7年3月に法人化し、有限会社 岡元農場を設立。
現在は、スタッフ5名(うち家族3人)で耕作面積35ヘクタール、主に水稲と地域の特産品である山の芋(加賀丸いも)を栽培する複合経営です。ホームページの情報更新は、主に代表の岡元豊と妻の雅子が行っています。